月別アーカイブ: 2015年7月

サッカーは一人ではできない

今回のブログ記事、変なタイトルですが、もちろん広告のお話です。

サッカーの試合をするときには、自チームの選手をどう配置するのがいちばんよい戦法なのか。攻撃型なのか守備型なのか、いろいろあるかと思いますが、まさか、相手ゴール手前に自チームの選手全員を配置するわけにはいかないですよね。守りの選手もいながら、途中で絶妙なパスを入れる選手もいるし、相手ゴール手前に駆け込んでシュートを打つ選手もいるわけです。

これってネット広告も同じだなあとつくづく思います。

つまり、ターゲットとなる見込み客に自社や自社の商品・サービスを認知させる広告があれば、興味・関心を醸成する広告もあるし、実際に購入させるための広告もある。どれかに偏ってもいけなくて、全体をうまく配置することで、最大の効果を得ることが重要です。

そう考えると、ネット広告の運用担当者は、ひとつの広告に偏ることなく、全体を俯瞰しながらも、個々の広告の特性を理解し、適材適所で配置をし、戦略を組み立てていく、まるでサッカーの監督のような立場なんだなあと思います。

どうすればゴールを数多く入れることができるのか。これにはいろいろな考え方があるだろうし、戦術も複数通りあるかと思います。正直言って、こうすれば一番いい、というパターンはネット広告の世界でもまだ手探りの状態です。恐らく毎回最初から答えはわからなくて、いろいろと試行錯誤をしながら、人間の勘も頼りにしながら、運営をしていくことになると思います。

私も日々、手探りで運用しながらも、なんとなくこうやるとうまくいくんじゃないか、という勘をもとに、実際にやってみたデータでもって検証する、そういう取り組みを行っています。そしてこれからはもっと精緻なデータや、分析を駆使していく必要があるんだろうなあと考えています。

ちなみに私は大学時代・大学院時代と、最適化理論という、人工知能の走りのようなことを研究していましたが、機械的にコンピューターに学習をさせると、案外いいセンまでは行くのですが、局所的な最適解で満足してしまって、俯瞰してみたときには実はもっといい方があったりします。

広告の運用もある程度はコンピューターに学習させて自動化ができますが、やはり局所最適解に陥ってしまっている印象があります。例えばCPA(コンバージョン単価)をいくらにしたいと設定すると、その通り運用をしてくれたりはしますが、徐々にCV(コンバージョン数)が減っていって広告の効果が薄れてくる、ということもあったりします。

そういう時にはやはり人間の勘というか、大局観みたいなものが大切だと思ったりします。サッカーの監督もそうだと思いますが、一筋縄ではいかないものですね・・・。

若年層を狙うにはスマホがいい

このような記事を見つけました。

スマホプロモーションの提案で使える!
データで証明するスマホ広告の信用度とは?

40代の人たちは、「PC上での広告」「テレビCM」と比べると、「スマホ上での広告」の認知は少し劣っているのに比べ、20代の人たちは、「PC上での広告」「テレビCM」と、「スマホ上での広告」とでほとんど差がないということです。

特に若年層では、「PCは持っていないが、スマホは持っている」という人も当たり前に多いですし、日常での接触時間は圧倒的にスマホのほうが上回っています。私が授業を担当していた、ファッション関連の専門学校で、19歳~20歳の女子生徒に話を聞くと、今はほとんどテレビは見ないとのことでしたが、そういう層にアプローチするのは、スマホが最も効果的だと思います。

Yahoo!スポンサードサーチがサイトリターゲティングに対応

以前からグーグルアドワーズについては、検索キーワード広告において、リマーケティングリストを活用することができていましたが、このたび、7月8日より、Yahoo!スポンサードサーチ、つまりヤフーの検索キーワード広告においても、リターゲディングリストを試験的に活用することができるようになりました。

活用方法としては、自社サイトに訪問したことがある検索ユーザーに対して、通常の検索キーワード広告とは別のキャンペーンを優先して配信したり、逆に、検索キーワード広告を除外する、といった設定を行うことができるようになります。

新規ユーザーとリターンユーザーで誘導する検索キーワードを変えたい、検索キーワード広告では新規ユーザーだけ誘導したい、など、いろいろなことができそうですね。

カスタマージャーニー

ネット広告の世界の最近のトレンドワードとして、「カスタマージャーニー」という言葉があります。

例えばヤフーでは、以下のような記事を発信しています。

潜在層に“あと一押し”して見込み客に育てる―カスタマージャーニーを意識したYahoo!プレミアム広告の効果とは

マーケティングの世界を少しでもかじったことがある人であれば、AIDMAとかAISASといったような、ユーザーの顧客化プロセスを意識した、マーケティング施策の組み立てといったことを考えたことがあると思います。

従来のAIDMAやAISASといった言葉が流通していたころには、最初のA、つまりAttentionは主にテレビなどのマスメディアによるところが多かったと思いますが、最近では、Attentionからネット広告でつないでいこうということが普通に語られ始めています。

ヤフーにおいても、例えばトップページに掲載される最も目立つ「ブランドパネル」に広告を出稿するということは、ネット上でAttentionを取っていく行為だと言えるかと思います。

そこから興味関心をもってもらって、リターゲディングで購買まで持って行く、といった施策を考える時に、見込み客から顧客までいく一連の流れをカスタマージャーニーといいます。

カスタマージャーニーは、ある部分は空想でもありますが、ある部分ではデータドリブンで組み立てていくこともできると思います。

このあたりを本格的に取り組もうとすると、自社でデータマネージメントプラットフォームという、ビッグデータを蓄積できるデータベースを整備することになりますが、これは年間の広告予算が何億とか何十億といった企業の話。

実際にはさまざまな広告を組み合わせつつ、マーケターの頭の中で知見を組み立てていくことになるかと思います。

ウェブサイトの表示スピードも大切

ブロードバンドが当たり前のように普及した今では、あまり、ウェブサイトの表示スピードについてとやかく言われなくなりましたが、それでもやはり、早く表示されるに越したことはありません。

詳しい数字は忘れましたが、ECサイトなどでは、表示速度が2秒遅いだけで、売上が目に見えて減る、という統計があるそうです。

そして今、PCやスマートフォンなどさまざまなデバイスに対応するため、レスポンシブ・ウェブデザインで制作されるウェブサイトが増えていますが、そうすると、スマホであってもPCサイトと同じデータ容量のウェブサイトを見ることになりますので、どうしても読み込み時間がかかるようになります。

グーグルでは、ウェブサイトの読み込み時間がどの程度かかるのかを簡単に調べるツールを提供しています。

PageSpeedInsight

このツールを使えば、読み込みにかかる時間をもとに、スコア化してくれて、改善を提案してくれます。ぜひ使ってみてください。