月別アーカイブ: 2013年8月

デジタルサイネージとの融合

ディスプレイネットワーク広告を提供している会社の1つ、マイクロアド社が、デジタルサイネージへの広告配信に特化した新会社を設立しました。

マイクロアド、デジタルサイネージ広告配信専門会社「マイクロアドデジタルサイネージ」設立

デジタルサイネージとは、いわゆる電子看板といわれるもので、簡単なものであれば薄型テレビに、広告画像を入れたSDカードを差し込んだだけのものもありますし、高度なものであればネットにつながり遠隔から広告画像を自由に差し替えられるものもあります。

今回設立されたマイクロアドデジタルサイネージ社は、ネットにつながったデジタルサイネージの1枚1枚を、あたかもネットのディスプレイ広告のように、取り扱うことができるという画期的なものです。

計画では2014年度中に1000ディスプレイへの配信を目指すということですが、今後、この仕組みがどんどん普及した場合、例えばホテル館内のデジタルサイネージだけでなく、最寄駅などのデジタルサイネージにも、「本日ブライダルフェアを開催しています」といったお知らせをリアルタイムに配信することができます。

これにより新規の見込み客を誘導することもできるでしょうし、あたかも自社の看板のように、ホテルまでの道案内をするといったことも可能になるでしょう。面白い時代ですぐそこまで、来ているようです。

ネット広告は行き詰まっているのか?

検索キーワードが、世の中に幅広く浸透したことで、効果のあるキーワードのほとんどで過当競争が激化しています。その結果、大手資本があるところが大量に広告を出稿して、コンバージョンを根こそぎもっていくという業界も見られます。

そういったことから、ネット広告はもう行き詰まっているのではないか、と言われることがありますが、私はそうは思っていません。

ここにきて、ディスプレイ広告の出稿方法のバリエーションが増えたほか、ディスプレイ広告の出稿精度が飛躍的に向上してきたためです。例えば、多くの広告主が既に利用しているリターゲティング広告のほか、リターゲティング広告をベースに、ビッグデータから似たようなユーザーを引っ張りだして広告を見せる、拡張リターゲティング広告、今月からヤフーがスタートした、検索キーワードの履歴をもとにディスプレイ広告を出稿するサーチターゲティング広告など、ディスプレイ広告のバリエーションが急に広がり、実際にうまく活用した広告主は、競合他社よりも安い単価で、コンバージョンを獲得できることもあります。

つまり、検索キーワード広告をベースとしつつも、ディスプレイ広告をいかにうまく併用して、相乗効果を狙っていくかにより、まだまだ成果を出していことができますので、まだネット広告は行き詰まっていない、と考えています。

コンバージョンまでの期間

リスティング広告など、ネット広告のコンバージョンを測定する際に、一般に、「広告をクリックしてから30日以内のコンバージョンは、広告によるコンバージョンとする」と定義することが多いです。

つまり、コンバージョンが発生した際に、その人が過去30日以内にネット広告をクリックしていたら、そのコンバージョンは、広告の成果としよう、ということです。

一見すると、広告の成果を過大評価しているように思えるかもしれませんが、実際のところ、ネット広告をクリックしてその場で購入完了するという場合よりも、しばらく考えて、場合によってはブックマークに一旦入れて、その後、購入に至る、という購買行動も多いと思われます。

特にウエディング業界の場合、資料請求するにしても、ましては来館予約をするにしても、しばらく検討をする期間が必要になると思います。

それでは、実際にコンバージョンまでの検討期間はどのぐらいか。実はグーグルアドワーズ広告では、これを実際に調べることができます。

管理画面のメインメニューから、「ツールと分析」-「コンバージョントラッキング」を選択し、左側のサブメニューから「サーチファンネル」-「期間」をクリックしていくと、実際のコンバージョンについて、ネット広告をクリックしてから、実際にコンバージョンが発生するまでの日数を見ることができます。

サーチファンネル

例えば上記の場合、コンバージョンまでの日数が1日以内なのが全体の46.67%ですので、裏を返せば、50%以上の人が、ネット広告をクリックした日ではなく、翌日以降にコンバージョンをしていることがわかります。しかも、なんと12日以上の日数がかかるコンバージョンも33.33%もあります。

ということは、この商材については、即日コンバージョンに至る確率よりも、翌日以降にコンバージョンに至る確率のほうが高いということになります。このコンバージョンまでの期間を把握することで、リマーケティング広告の活用などが、より効果的に運用できるようになります。

 

ヤフーの新兵器「サーチターゲティング」

8月19日(予定)から、ヤフーから新たに「サーチターゲティング」広告がスタートします。

この広告は、従来の「キーワード検索広告」と「インタレストマッチ広告」の間のようなもので、「過去の検索キーワードに応じて、ヤフーの各コンテンツ内で、ディスプレイ広告を掲出する」というものです。

ネット広告を始めるにあたり、「キーワード検索広告」と、「リマーケティング広告」の組み合わせは鉄板ですが、「インタレストマッチ広告」や「ターゲティング広告」は、当たれば成果が出るものの、なかなか当てるのも難しく、また需要が高い商品でない場合は、なかなか難しい広告でした。

その点、「サーチターゲティング広告」は、過去にそのキーワードで検索した人をターゲットにするため、精度が高く、それでいて、比較的表示回数も多く取ることが出来そうですので、期待しています。